松永高寛写真展

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主にコマーシャルの世界で活躍されている 松永氏の個展。

そこに定着されていたモチーフは、

普段 人には見つけられない、認められないものたちでありました。


   半世紀前の 戦火に焼け焦げた 樹木の傷跡。

   土に還ろうとする 旅の終わりの蝶。

   訪れる人のいない 祈りと眠りの場所。

カメラマンという職業の人は、おおよそ

優しさと逞しさと科学的で冷徹な眼差しを同居させているものだなと思うのですが、

その感性が「気付かれない。だけど確実にそこにいるもの」を

そっと見つけ出して、こうして見せてくれたのだろうと感じたのでした。

 

人には見えないもの が 見えるのですね。



大きく引き伸ばされたプリントの前に立っていると、

出来事の発見を疑似体験する驚きとはまた別に、

懐かしさや悲しさや切なさや寂しさや愛しさのようなもの がジワリと込み上げてきます。

同時に この目の前の事象に気づけなかった、見過ごしていた自分を発見して

小さな後悔の念にかられてもくるのでした。


考えてみれば、このスタジオもそうした氏に見つけられ 認められたと

思えなくはないわけで、

そうと思うと それはそれで本望なのです。

 

誰かがきっと見ていてくれる・・・。

そう思うと、少し勇気がわいてきます。アナザーデイ

 

 

2013/03/niwashi

 


 

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